京都の龍谷大学は西本願寺に設けられた大学です。
仏教系大学としても浄土真宗で有名な龍谷大学なんですが、こちらの大学、大宮学舎には、本館を含めいくつかの場所が国の重要文化財に指定されているんです。
古き良き時代の日本の西洋建築が見られる隠れスポットだったんですね。
仏教系大学なのに、西洋建築というなんとも不思議な雰囲気の大学なのですが、装飾の入ったガラス窓やアーチ形の出窓などとてもかわいくて、まるでヨーロッパの学校で勉強しているような気分に浸れそうです。
それではさっそくレポートします。
【龍谷大学大宮キャンパスはJR京都駅から徒歩10分のところにあります】
龍谷大学はJR京都駅から徒歩10分ぐらいのところにあります。
ちょうどJR京都駅から北西の方向にあります。
まず、烏丸中央口から出てすぐの堀川通を北に歩いていきます。すると、すぐリーガロイヤルホテルが見えてきます。リーガロイヤルホテルも通り過ぎて、ちょうど1ブロックほど歩いたあたりで、東西に七条通が見えてきます。こちらを越したすぐのところに西本願寺があります。
龍谷大学はちょうど西本願寺の南西の位置にあります。
なので、七条通をまっすぐ西本願寺に沿って西に行けば到着します。
バスで行くなら、京都駅から市バスで約5分で到着です。
京都市バス206系統に乗って七条大宮下車で降ります。
【龍谷大学の建物は国の有形文化財!多くの人が写真を撮っていました】
さて、龍谷大学大宮キャンパスです。
多くの学生の往来と同時に、観光客がちらほら見られました。
観光客のお目当ては国の有形文化財に指定されている西洋建築の校舎です。
雰囲気がありますよね。
こんな校舎で勉強できるなんてなんて素敵なんでしょう。
窓から教室の雰囲気が伝わってきました。
落ち着いたたたずまいで、勉強にも力が入りそうですね。
石段や扉も明治時代の雰囲気が出ていますね。
教室内のほの暗さが時代を感じさせますね。
【龍谷大学のオリジナルグッズが手に入る!】
こちらの写真の左側の建物は実は龍谷大学のオリジナルグッズ展示館になっていました。
ちょっとした博物館のようで面白いですよ。
仏教に関する展示や、念仏の際の数珠などがありました。
仏教関連のお道具は学校の購買部でも販売しているようです。
龍谷大学の学生は自分の大学のオリジナルのものを使っているのかもしれませんね。
こちらの建物は明治12年ぐらいに建てられたようです。
仏教なのに西洋建築って建築当初はどんな感じだったのでしょうね。
当時の様子が垣間見られますね。
【学生生活も健在!やっぱり食堂は気になります】
古い西洋建築でついつい観光地気分でいましたが、龍谷大学は現役学生が通っているれっきとした大学でもあるんです。
それが感じられるのがこちら。
学食です。
安くてがっつり、学生が好きそうなメニューがたくさん。
大学はこうでなくっちゃ。
それにしてもお坊さんになる学生もいるでしょうに、食事があまりに学生らしい肉の多い食事でびっくりしました。
国語のテキストの『とんかつ』を思い出しました。
『とんかつ』とは、家がお寺でお父さんが亡くなったことで急きょ家のお寺を継がなくてはならなくなったまだ幼さの残る息子に、修行に入る前日に母親が息子の好きだったとんかつを宿で頼み、しばらくとんかつを食べられない息子に、自分の分のとんかつも食べさせるという親子愛の話です。
龍谷大学に入学した学生の親御さんの中にもそんな境遇にある親御さんもいるのかもしれませんね。
龍谷大学の面白いところは、となりが西本願寺というところなんです。
校舎に面した道にすぐ西本願寺の門が見えます。
まるでお寺の中の学校のようですよね。
学内に観光客が多いのも納得です。
キャンパスから少し行ったところに龍谷大学清風館があります。
こちらはマルチメディアなど情報機器が集まっているようです。
学生は授業ごとに移動してくるようですよ。
龍谷大学、いかがでしたか?
こんな瀟洒な西洋建築の校舎で明治の風を感じて学べるなんて、学習環境としては最高ですよね。
【場所はここ!】
龍谷大学
〒600-8268 京都市下京区七条通大宮東入大工町125番地の1