なんばシカゴギャラリーは地下鉄御堂筋線なんば駅を基軸に東西延長715mにおよぶなんばウォークにあるギャラリーです。
なんばといえば、大阪のミナミの中心地でもあり、1日に約160000人も行き来している町でもあります。
なんばウォーク自体は、東は地下鉄日本橋駅から西はJR難波駅までをまっすぐ結ぶショッピングストリートなんですが、北通りと南通りの2本の通路で構成されたストリートは大きく3つのゾーンに分けられています。
そして、その中の一つ、1番街の「アートパーク」になんばシカゴギャラリーがあります。
なぜ、なんばシカゴギャラリーっていうのか?
それは、並んでいる美術作品がすべてシカゴ美術館所蔵作品の複製陶板画だからなんです。
シカゴ美術館の作品が、こんな身近で、その上無料で見られるなんて、とても贅沢ですよね。
それでは、作品の数々を紹介します!
- なんばシカゴギャラリーへの行き方、アクセスの方法 JR大阪駅からどうやって行ったらいいの?
- なんばシカゴギャラリーのおススメ見どころピックアップ9選!
- チェックポイント1 ピエール・オーギュスト・ルノワールの「縫物をするジャン・ルノワール」
- チェックポイント2 ポール・セザンヌの「リンゴの載った皿」
- チェックポイント3 ウィンズロー・ホーマーの「クローケーの情景
- チェックポイント4 アルフレッド・シスレーの「ポール・マルリーのセーヌ川」
- チェックポイント5 クロード・モネの「睡蓮」
- チェックポイント6 エドガー・ドガの「スター」
- チェックポイント7 カミーユ・ピサロの「小川に足を浸す女」
- チェックポイント8 クロード・モネの「サン・ラザール駅、ノルマンディ号の到着」
- チェックポイント9 ヴァンセント・ファン・ゴッホの「アルルの寝室」
- なんばシカゴギャラリーのアメニティー、トイレ、設備をチェック!
- なんばシカゴギャラリーの基本情報
なんばシカゴギャラリーへの行き方、アクセスの方法 JR大阪駅からどうやって行ったらいいの?
なんばシカゴギャラリーはなんばにあります。
JR大阪駅からなんばには、大阪市営地下鉄御堂筋線 、四つ橋線 、千日前線 、南海電鉄難波駅、近鉄電車難波線大阪難波駅、JR難波駅などいくつかのところからいくことができますが、それぞれに出口が違うので要注意です。
どの電車に乗っても、なんばウォークに進んでいきます。
四つ橋線がわかりやすいので、JR大阪駅から行く場合は大阪市江地下鉄四つ橋線に乗っていくのがお勧めです。
四つ橋線は西梅田から出ているのですが、JR大阪駅からは徒歩8分で西梅田に行けます。
なんば駅では北改札口から出ましょう。
北改札口から出てすぐにシカゴギャラリーへの矢印が確認できます。
なんばシカゴギャラリーのおススメ見どころピックアップ9選!
たくさんの絵画の中からいくつかをピックアップしてご紹介します。
チェックポイント1 ピエール・オーギュスト・ルノワールの「縫物をするジャン・ルノワール」
こちらの作品はピエール・オーギュスト・ルノワールの「縫物をするジャン・ルノワール」です。
この作品に描かれている人、実はルノワールの息子なんですね。
まるで女の子のようです。
息子が縫い物に没頭している様子を、父であるルノワールが描いたということです。
ちょうどジャン・ルノワールは次男にあたります。
彼の作品はみずみずしい肌の質感や髪のやわらかさがまるで本物のように思えるところですよね。
そのあたりを気にして鑑賞すると面白いかもしれません。
チェックポイント2 ポール・セザンヌの「リンゴの載った皿」
こちらはポール・セザンヌの「リンゴの載った皿」です。
ポール・セザンヌといえば、リンゴが描かれている作品が数多くあります。
実は、彼は売れない時期が長くて、そのときにリンゴばかり描いていたそうです。
その理由は「多視点」というのを絵の中に入れようと考えたためです。
こちらのリンゴもよく見ると少し変な絵のように見えるようですよ。
多数の視点をひとつの絵に取り入れることで、リンゴがより鮮やかに見える工夫をしたようです。
これって、写真にはできない技術ですよね。
リンゴの視点に気を付けてみてみてくださいね。
チェックポイント3 ウィンズロー・ホーマーの「クローケーの情景
こちらはウィンズロー・ホーマーの「クローケーの情景」です。
ウィンズロー・ホーマーといえば、クリケットの絵が多いんです。
彼はアメリカ絵画史上最も著名な画家といわれているそうです。また、アメリカ水彩画の伝統を確立した人物としても評価が高いそうなんですが、彼の名前を知らない人は日本人には多いかもしれませんね。
ウィンズロー・ホーマーに絵を教えたのは彼のお母さんです。
お母さんが画家だったのです。
そして、彼は成人して、従軍カメラマンもとい、従軍イラストレーションになります。
戦地の様子を絵に描いて新聞社に送っていたんですね。
彼が30代後半のころに水彩画がアメリカではやり、彼はその可能性にかけて水彩画家になります。
そのころから自然の中でたくましく生きる人々を描くようになりました。
チェックポイント4 アルフレッド・シスレーの「ポール・マルリーのセーヌ川」
こちらはアルフレッド・シスレーの「ポール・マルリーのセーヌ川」という作品です。
彼はもともとは裕福な商人のおうちの生まれだったのですが、イギリス人なのにフランスに住んでいて、生涯の大半をフランスで過ごしたそうです。
ですが、お父さんが破産したことで経済的に困窮した時期を長く送ります。
控えめで穏やかな性格だったため、積極的に描いた作品の売り込みが行えず、なかなか貧しい生活を脱することができなかった苦労人といわれています。
ですが、彼の作品は晩年には多くの人に評価されていて、印象派を代表する画家のひとりとして名前が挙がっています。
彼の描いた作品は都市や農村、河辺、田園などの風景が光の陰影の中でそれがつながっていくような作品が多く、「ポール・マルリーのセーヌ川」もそんな作品のひとつです。
チェックポイント5 クロード・モネの「睡蓮」
こちらはクロード・モネの「睡蓮」です。
彼の「睡蓮」の作品は200点以上あるそうです。
こちらの作品は彼の自宅で咲いていた睡蓮を描いたものといわれています。
それほどに彼の家は大きかったようで、今もパリでは彼の家と庭園が保存されていて観光地となっているそうです。
まるで森のような庭園だったそうです。
すごいですよね。
彼の描く絵は水の描写が本物そっくりで、当時から「水のラファエロ」と呼ばれて一目置かれていたそうです。
チェックポイント6 エドガー・ドガの「スター」
こちらはエドガー・ドガの「スター」という作品です。
エドガー・ドガは踊り子の作品ばかりたくさん書いているのですが、こちらもそのうちのひとつですね。
彼はお父さんが銀行家だけあって、とてもお金持ちの家に育ったそうです。
そのせいもあって、オペラ座に頻繁に出入りして、踊り子の絵をたくさん描いていたそうです。
今でいうアイドルファンのようなものでしょうか。
実は彼はかなりオペラ座の常連だったため、観客席だけでなく、舞台裏や稽古場なども自由に出入りできたといわれています。
そのため、彼の踊り子の絵は観客席から出ないものも多くありました。
そして、こちらの「スター」も舞台上からの構図というところから、舞台上で描いていたと見られています。
チェックポイント7 カミーユ・ピサロの「小川に足を浸す女」
こちらはカミーユ・ピサロの「小川に足を浸す女」という作品です。カミーユ・ピサロの作品は、農民と裸婦、水浴をする女の人がよく描かれているのですが、こちらの作品はその代表的なものです。
「小川に足を浸す女」は川辺で女性が足を浸しているのですが、このような田舎では日常なことを艶めかしく描いているところが彼の持ち味です。
都会の華やかさがもてはやされたこの時代に、田舎ではこのような日常の生活があるということを彼は表現したかったのかもしれませんね。
チェックポイント8 クロード・モネの「サン・ラザール駅、ノルマンディ号の到着」
こちらもクロード・モネの作品で、「サン・ラザール駅、ノルマンディ号の到着」という作品です。
サン・ラザール駅はパリで最初に作られた駅です。
パリの中央に位置して、鉄道がパリにやってきたということもセンセーショナルだったのですが、鉄骨のガラス張りと、当時には斬新的な建造物ということでもかなり話題になったようです。
パリの人たちはこの駅ができたことで、休日は列車に乗って田舎で過ごすという生活スタイルが定着したそうです。
チェックポイント9 ヴァンセント・ファン・ゴッホの「アルルの寝室」
こちらはヴァンセント・ファン・ゴッホの「アルルの寝室」です。
まるでイラストのような作風の絵ですが、こちらはゴッホ自身の寝室を描いていたといわれています。
ゴッホの寝室は、壁に絵やデッサンがたくさん掛けられていたんでしょうね。
ゴッホは南フランスのアルルで当時画家仲間と一緒に生活をしていました。
ゴッホの絵が色鮮やかで明るいイメージなのは、この南仏の明るい太陽から影響を受けたといわれています。
なんばシカゴギャラリーのアメニティー、トイレ、設備をチェック!
なんばウォーク中には駅だけにちゃんとトイレがあります。
車いす用のトイレもあるので便利ですよね。
赤ちゃんのための設備もしっかりありますよ。
いかがでしたか?
なんばシカゴギャラリーは通り道にあるギャラリーだからこそ、美術館の堅苦しさはなく、楽しく美術鑑賞ができます。
ミナミの贅沢な空間にぜひ遊びに行ってみてくださいね。
なんばシカゴギャラリーの基本情報
分類 通り
所在地 〒542-0074 大阪府大阪市中央区千日前2丁目1−15
エリア ミナミエリア
最寄駅 大阪市営地下鉄御堂筋線 、四つ橋線 、千日前線 、南海電鉄難波駅、近鉄電車難波線大阪難波駅、JR難波駅
アクセス なんば駅直結
営業時間 特になし
定休日 特になし
駐車場 有り なんばウォークパーキング 月〜金 当日1日最大料金 1,000円(24時迄)09:00-00:00 30分 300円 00:00-09:00 60分 100円 土・日・祝 当日1日最大料金 2,000円(24時迄)09:00-00:00 30分 300円 00:00-09:00 60分 100円
TEL 特になし
公式 http://walk.osaka-chikagai.jp/facility/
備考
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